ゆるっと。

マイペースなヲタクの独り言

151008 『サンクユーベリーベリー』

つばきファクトリー初主演ミュージカル『サンクユーベリーベリー』観てきました。

Berryz工房が6年前に演じたオリジナル版はDVDで見ていましたが、事前に公開されたつばき版のビジュアルがオリジナルとあまりにかけ離れていて、正直どんな風にリメイクされるのか、期待と不安が半々、という感じで初日を待ちました(笑)

が、蓋を開けてみれば、大きく変わったのは「ミュージカルになったこと」、「未知が未知男になったこと」、くらいでした。他は、小ネタはもちろん少し変化してたようですが、ストーリーの大筋に関わるところは何も変わらずオリジナルのまま。台詞も動きも、基本的にはオリジナルを踏襲してたと思います。台詞だった部分を歌にした楽曲は、塩田さんらしい遊び心のある、ちょっとシュールな楽曲が多く、たくさん笑わせてもらいました(笑)

 

それから、「演劇女子部」であることの縛りは大人の俳優さんたちにも影響するんだということに、今回初めて気付かされました。学子のお兄さんも葉子のおじいちゃんも、全て女優さんが男役をやってくださっていました。「出演者は全て女性」という縛りのおかげで、これまでハロプロ内に限れば面白い配役で舞台が作れているけれど、こうして外の方々とお仕事をするような場合には、いつかネックにもなりそうだなあと個人的には感じました。とはいえハロプロって毎回なんだかんだいい方向に転んでいくので、これも杞憂に終わればいいなあと思います(笑)

 

では、例によってメンバーごとに主観だらけの感想です。ネタバレ上等のスタンスなので気にする方は要注意です。

 

山岸理子ちゃん。

オリジナルでは桃子が演じていた眞佳を演じたりこりこ。おでん喫茶の素朴な看板娘姿がとても似合ってました。「ちくわぶ~、大根~、」みたいな歌をりこりこに歌わせるのはずるい。なんだかすごく買わずにはいられない気分にさせられます。笑

そして相変わらずまばたきが本当に少ない!笑 冒頭の歌唱シーンでちょうど真正面だったのですが、あまりに真っ直ぐじーーーーーーっと見つめられて、本当に吸い込まれそうでした。

 

 

小片リサちゃん。

『トライアングル』に続き男役だったリサちゃん。オリジナルでは女の子だった役を男の子にしたことで、物語に違和感が生じるんじゃないかなと少し心配してましたが、未知男は丸富トリオの一人として自然に存在していました。脚本・演出とリサちゃんの力かな?

逆に変わったのは、「未知男と眞佳の恋の芽生え」という新しい要素がすこーしだけ加えられたという点。もっとも、ほんとに「芽生えた」だけで、告白とかお付き合いとかそういう描写は一切ありませんでしたが(笑)恋心を表現するコミカルな演技、かわいかったです。

それにしても、リサちゃんは男役がほんとに似合う。スラッとした容姿にキリッとした目鼻立ち。低めの落ち着いた声。イケメンでした。丸富の生徒は言葉遣いが悪いですが、未知男のあの柄の悪い言葉遣いには、むしろキュンとくる人もいるんじゃないかな、なんてちょっと思ったり(笑)演技も歌も安定してるので、もっともっと舞台で活躍してほしいなあと思う子の一人です。

 

 

新沼希空ちゃん。

オリジナルでは雅ちゃんが演じていた安彦役。普段のイメージとのギャップが特に大きい配役だったんじゃないかなあと思いますが、予想以上に似合ってました。というか、女の子らしい甘い顔つきのきそちゃんのヤンキーな言動、正直めちゃくちゃギャップ萌えです。笑

姿勢がやや猫背気味だったんですが、あれは役柄を意識して演技してたのか、それとも普段からああなのか、ちょっと気になります…(笑)

ラスト曲を歌っているときに、隣の学子(樹々ちゃん)の背中にそっと手を添えていたのが印象的でした。Twitter情報によると、どうやらオリジナルでも雅ちゃん梨沙子にしていたことのようで、なるほどなあとしみじみしました。

 

 

谷本安美ちゃん。

谷本ちゃんは、つばきとしてステージに立っている姿や自己紹介MCなんかを見ていた印象では、なんかポーッとしてるというか、ふわーっとしてるというか(笑)とにかく掴みどころのない子だなと思ってました。

でも演技は想像以上に上手で、初舞台とは思えない堂々としたものだったと思います。それに、歌も普段コンサートで聞くよりもずっと安定していい声が出ていたような気がしました。Juice=Juiceの植村あかりちゃんも同じように不思議ちゃんだけど舞台で化けるタイプの子でしたが、何かそういう傾向ってあるんですかね?笑

 

 

岸本ゆめのちゃん。

学ランを脱いでキャミソールになった時、デコルテの美しさに目を奪われっぱなしでしためっちゃ見ちゃいましたごめんなさい超綺麗でしたありがとうございました。細くて長い手足もとても綺麗で、とんでもなく舞台映えするスタイルだなと改めて実感しました…。

もんちゃんが演じた葉子は、オリジナルでは茉麻が演じていた役。そしてその茉麻は今回は六日坊主を演じています。もんちゃん演じる葉子と茉麻演じる六日坊主。二人の絡みのシーンでは、なんだか時空が繋がったような歪んだような、不思議な感覚に囚われました。

それもこれも、もんちゃんが本当に葉子そのもので、リメイクでこんなハマり役があり得るだろうかと思うくらいにぴったりだったからだろうと思います。もんちゃんの人柄も滲み出た、とっても素敵な演技と歌声でした。

 

 

浅倉樹々ちゃん。

「喜怒哀楽が風車のように回ってる」とパンフレットで塩田さんも紹介されてるように、何度も感情を爆発させるけれどコロッと落ち着いたりする忙しい性格の学子、演じるのは大変だったんじゃないかと思います。元々が演技も歌も上手いエース梨沙子の役というのもかなりのプレッシャーになったんじゃないかなあと思ったり。

でも、梨沙子をなぞるのではなく、「樹々ちゃんの学子」を真っ直ぐに体当たりで演じようとしてるなあと率直に感じました。歌ってる時の表情も、笑顔なんだけどとっても真剣で、いい意味で演技ではなく本当に大事に大事に歌っているのが伝わってきます。きっと千秋楽に向けてもっと気持ちがこもっていくだろうと思うので、いつか出る映像を楽しみにしています。

 

 

演劇女子部・小野田暖優ちゃん。

弁天の2年生副部長、榎本かおり役。オリジナルでも学生役では唯一Berryzメンバー以外の子が演じていた記憶があるのですが、今回も演劇女子部の小野田ちゃんが演じてくれました。

小野田ちゃんは今までも何度も舞台で見てきたはずなのですが、こんなにハスキーな声だったっけ!?というのが今回の一番の印象です。どうして今まで気にしなかったんだろう…。いや気にしてたけど忘れちゃってたのかもしれない…思えば演劇女子部の子について言及すること自体久々でした…m(__)m

 

 

演劇女子部・石井杏奈ちゃん。

オリジナルで佐紀ちゃんが演じていた、果菜役。人数の都合上、この役がつばきメンバーで出来なかったのは本当に惜しかった…。他の役とは出番の差がありすぎるので、つばきメンバーに果菜をやらせるわけにはいかなかったのもよく分かるんですが…学子と果菜のシーンはつばきメンバー同士で見たかったなあというのが、抑えきれない本音ではありました。

とはいえ、最初は本当に申し訳ないことに「あーーこの役は、、、」と思ってしまいましたが、杏奈ちゃんの熱演に次第に引き込まれて、ラストシーンではすっかり気にならなくなりました。個人的に杏奈ちゃんの演技が好きだというのも多少影響してるかな、とは思いますが(笑)

 

 

須藤茉麻さん。

演出兼六日坊主役だった茉麻。こぶしファクトリーの『Week End Survivor』の時もそうでしたが、今回も最初に舞台に現れた茉麻が一気に劇場の空気を変えました。茉麻が喋りはじめた瞬間から、劇場はもうアノコウタ会場でした(笑)会場の空気を一発で掴んで、上手く操り盛り上げる力は流石だなあと改めて思います。

六日坊主として会場を盛り上げる姿、そしてラスト曲を歌うつばきメンバーを後ろから見守る表情はなんだかグッとくるものがありました。茉麻の六日坊主、かっこよかったです。

あと、何気に衣装が誰よりも似合ってると思いました(笑)

 

 

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まだCDデビューもしてないつばきの子たちを、結成から数年経っていた当時のベリと比べるのはフェアではないというか、ベリの方が歌も演技も上手くて当然だろうと思います。また、ミュージカルになったことで、セリフだった部分が歌に変わり、舞台としての難度も上がっていたんじゃないかと思います。

そんな中で、オリジナルの良さをしっかりと継承しつつ、「つばきのサンクユー」を全員で一生懸命演じる姿は、アノコウタに懸ける高校生の友情と成長を描いた青春物語そのものだったなと感じました。

 

『サンクユーベリーベリー』は、6年経っても、演者が変わっても、素敵な舞台でした!