ゆるっと。

マイペースなヲタクの独り言

【下書き供養大作戦④】170602『ファラオの墓 太陽の神殿編』 観劇メモ

下書き供養してたら溜まってしまった下書きを供養するの巻。毎年恒例、モーニング娘。の舞台のお話です。

ほんとはもっと亜佑美ちゃんのこと書きたかったんだけど、すっかり薄れてしまった記憶を頼りに書くのもなんだかなあと思って、今から付け足すのはやめてしまった。

 

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舞台を観てブログ書くのは本当に久しぶりです。いろいろあって1年書けてなかったんですが、やっぱり観たら何か残しておきたい。ということで主観にまみれた感想を。
ネタバレ気にせず書いてるので、ネタバレ嫌な方は読まないことをオススメします。あとどうしても、メンバーによって文量の偏りはめっちゃあります。悪しからず。

 


◆サリオキス/工藤遥ちゃん
王子サリオキス、はまり役でした。ファルスのどぅーを見てしまうとやっぱりいろんな意見はあると思うし、本人も厨二病患ってるけど、私は好青年ポジションのどぅー、結構好きです。強い正義感に支えられた意志が宿ってる、優しい目の表現が上手だなあと思う。

自分だけかもしれないけど、どぅーにはどこか「上手くて当然」みたいな気持ちが出てきちゃって、ハードルが高くなっちゃったなあと感じてます。すごく良かったんだけど、期待を超えるものでも、予想をいい意味で裏切るものでも、驚かされるものでもなかったかなあって。(これはあくまでも私の感じたことで、きっと敏感なヲタクさんとか、工藤ヲタの方とかは、たくさん成長を感じて魅力を発見してることだろうと思います。)

でも、それだけハードルが上がっても、予想を悪い意味で裏切ることは無かった。そういう意味では、やっぱり流石だなあと改めて感じています。モーニング娘。として最後の演劇女子部、最後の座長。そしてハローを抜けたら男役なんてなかなか無いだろうから、もしかしたら工藤遥の人生最後の男役かもしれない今回の舞台。「ここで学べることは学びきった」そんな姿にも見えて、頼もしかったです。

 

 

◆スネフェル/石田亜佑美ちゃん
石田スネフェルが良すぎた話をしたいんだけど、記憶力と語彙力が足りない。亜佑美ちゃんすごい。ほんとうにすごい。ああ語彙力。

初めて舞台に現れる時、スネ様は女装してるんですが、その時のシルエットや動きは完全に女性なんですよね。あれ、アンケスエンかな?と思ったくらい。でも、深く被ったベールを脱いだ瞬間から、蛇王スネフェルそのもの。眼と声から放たれるオーラが尋常じゃなかった。大袈裟じゃなく、目が合ったら殺される気がして、正直本気で怖かったです。でも恐怖と同時に、猛烈にスネフェルに惹かれるのも感じて、それがまた恐ろしかった。

砂漠の月編まで見た後でこの感想を書いているのですが、石田スネフェルは工藤スネフェルよりも少し精神的に大人で、全てを飲み込んで残忍で冷酷な王になろうとしてる感じが強かったように思います。だからこそきっと、闇も孤独もより一層深かった。でもナイルキアに対してはとても優しくて繊細で、見つめる瞳には温かな愛情と切なさが滲んでて。あの振り幅を一人の人間の中に違和感なく共存させることって、すごく難しいだろうに、丁寧に大胆に演りきった亜佑美ちゃんの演技力にはほんと感服です。

それから、演技だけじゃなくて、歌も一段と言わず数段飛ばしてステップアップしてたなあ。音域が割と合っていたのもあると思うけど、聞いたことないくらい歌声に圧があって、気圧されました。私は歌のことはド素人だけど、何となくの印象としては、舞台向きの発声方法が上手く出来るようになったのかな?っていう感じ。無理なく、太く響く声が出せていたような気がする。今までの亜佑美ちゃんは、男役でもそこまで太い声を出す役じゃなかったから、これまた新しい魅力を見せられてしまった...。

あと、本当に驚いたのが殺陣。事前番組で殺陣の稽古の様子も放送されてましたが、その時とは全く別人でした。なんか、スネフェルって、殺陣のスタイルが他とまるで違うんですよね。相手を弄ぶように剣を流麗に操り、そしてそんな自分に酔い、戦うことを楽しむ。圧倒的な強さとセンス。命をかけた一騎討ちでも必死さなんて微塵も見せず、むしろ余裕すら感じさせる。恐ろしいんですけど、まあこれがあまりにも美しい。演舞を見ているようでした。今、好きなシーンを一つだけ見せてやると言われたら、石田スネフェルの殺陣を見たいと答えます。

 


サライ小田さくらちゃん
イザイの忠実な部下のサライ。酒盛りの仲間に入れてもらえなくてしょんぼりしてるところにイザイがやってきて二人で盃を交わすシーン、二人の関係性が垣間見えてすごく好きでした。そのあと二人で寝転がるところも小芝居満載で、舞台の上段ではサリオキスの話が進んでるんだけど、ついつい寝転がってる二人を見ちゃいます。ていうか、2つしかない目でファラオの墓をもれなく楽しむのは限界があるんですが、どうしたらいいかな?どうにもできない?ですよね。

サライは大きな役どころではないので、台詞も歌もそんなに多くないけれど、やっぱり小田ちゃんは短いソロパートでも「おっ」と思わせる力がありました。砂漠の鷹軍団の決起の歌の時に、とても楽しそうに、希望に満ちたいい笑顔で踊ってたのもとても印象的だったなあ。

 


◆アンケスエン/譜久村聖ちゃん
思えば3年連続の王族でしたが、恋に心焦がす女性の役は初めてだったかな?楽しそうに演じてるなあというのが率直な感想です。

アンケスエンは原作とは少し違った女性像に作られていて、正直原作のアンケスエンが大好きだったので複雑な気持ちはあるのですが、2時間で話をまとめるにはこれがベストな方向だったんだろうなあとは思います。

も、やっぱり原作版のアンケスエンを演じるふくちゃんも観てみたかったー!だってサリオキスのこと軽率に愛しすぎなんだもの!一目惚れして5秒後に「愛しい人...」とか流石になんかちょっと愛が薄くない?せめて二人ともとりあえず「恋」から始めたらどうかな?あとついでに言わせてもらうと、結末もあまり腑に落ちてない。全体的にアンケスエン周りの脚本がちょっと強引すぎた気がするので、そこはもっと丁寧に描いてほしかったなあ。主役ではないから仕方なかったのかなあ...。

とはいえ、ふくちゃんの演技はすごくよかったです。サリオキスを一目見てからの表情、目の色、声色、全てに恋心が滲み出ていて、「あああ恋してる………」っていうのが伝わってきて、ヲタクはまんまと失恋しました。そう、伝わってきたのは「愛」じゃなくて「恋心」だったのですよ、やっぱり。(しつこい)でもあの展開で「愛」を表現しろというのは難しい話だと思うし、たとえどんなに演者が頑張ったとしても観客がついていけなかったかもしれないから、ふくちゃんは悪くない。ヲタクは推しを褒めるのが仕事です。

それから、歌。舞台をやる度に歌声に表情をつけるのが上手くなっている印象だけど、今回も抜群に良かったなあ。春ツアーの「シルバーの腕時計」を聴いて、歌声にぐっと切なさが乗るようになってるなあと思ったけど、舞台でもそれがさらに磨かれていて、胸がキュッと締め付けられました。亜佑美ちゃんのように舞台らしい発声が上達しているというわけではないかもしれないけれど、舞台から得ているものはとても大きいんだろうなあと感じます。太陽の神殿編は、歌声の相性がいいどぅーが相手役だったこともあり二人曲のハーモニーも最高で、あの歌声が聞けたから、愛が薄っぺらすぎる脚本とかもう全部許しました。推しの頑張りは何よりも尊い

 


◆マリタ/生田衣梨菜ちゃん
前評判が良かった歌と殺陣、拍子抜けしたらやだなと思ってあまり期待はせずに観に行ったんですが、そんな必要なかったですごめんちゃいマリタ。ちょっと生田さんの時代きたわーという感じすらある。特に歌は、中低音を歌わせるとすごく輝くのは前からだけど、しっかり太くて芯のある歌声を披露されて、正直ときめきました。やるじゃん!!!!ってなりました。誰目線だよって感じですが。

ただ、台詞の口調と声色が完全にセクシー探偵(Dマガ91参照)だったから、時々どうしてもにやにやしそうになってしまった...。セクシー探偵罪深い。

 

 

◆ネルラ/飯窪春菜ちゃん
飯窪さんのネルラは、漫画からそのまま出てきたような雰囲気で、見ていてとても楽しかったです。「ああいう侍女、王家ものの漫画に絶対一人はいるよねー!」っていう感じのキャラクター。

アンケスエンとスネフェルの仲について憂うソロ曲、難しそうだったけどしっかり歌えていて歌詞も聞き取りやすく、それでいてコミカルな動きも徹底していて、めちゃくちゃ成長を感じさせられました。生田さんを見ても思ったけど、やっぱり歌う機会、演じる機会を与えられるってすごく大切なんだなあと思わされました。

 


◆ユタ/佐藤優樹ちゃん
ともすれば敵か味方かも分からないような謎めいた雰囲気がなんとも魅力的でした。あと後ろ姿がセクシーすぎる。色気。まさきちをあんな子に育てたのは誰ですか。金一封差し上げたい。

ユタは、王子に対しても物怖じせず助言や忠告をするあたり、エステーリア王妃のかなり近くに仕えていた侍女だったのかなあなんて思ったり。王子と背中合わせに歌うシーンなんかも、侍女ということを忘れるくらい堂々としていて威厳があって、かっこよかったです。

会話というよりはナレーションみたいな台詞が多かったユタですが、言葉が全体的にはっきり聞き取れたかというとそうではないのが正直なところ。内容の濃いお話を2時間にまとめようとした結果なのか、ユタが説明を担う部分がかなり大きく、おまけに例によってカタカナとかまーちゃんにはちょっと難しいであろう日本語だらけで、苦労したんだろうなあというのは容易に想像できます。あれ思い切ってナレーションにしたら良かったのではないかという気もする。

 


◆ジク/尾形春水ちゃん
そろそろはーちんに女の子役をくださいbotになります。顔立ちは端正だから、男役をさせるととても様にはなるんだけど、やっぱり声が可愛すぎる。自分のため家族のためにメネプ神官を裏切ってしまう、ジクという役どころの歌声としてはハマっていたけど、女の子役で思いっきりかわいらしく歌うはーちんも見てみたい。絶対かわいい。

 


◆ナイルキア野中美希ちゃん
おちぇるちゃんは本当に器用な子だなあ!もちろん努力家なんだと思うけど、やっぱり才能無しではあんな風にはなれないだろうと思う。
私はちぇるのキャンディーボイスが大好きなんですけど、高音を綺麗に地声で出せるだけじゃなくて、昨年のチュチュの時よりもさらに中低音をまっすぐ響かせることができるようになってて、鳥肌が立ちました。そして声量もすごい。
練習してたハープもとても綺麗な音色でした。最初普通にBGMかと思ったもんな…ナイルキアの心情まで音に乗せていて、見事というしかなかったです。立派な特技だよちぇるー!

 


◆アリ/牧野真莉愛ちゃん
イケメン。以上。

...と言いたいくらい、かっこよかった。顔の小ささ、手足の長さ、ずるい。ジャニーズJr.の方ですか?砂漠の鷹軍団で踊ってるときの表情なんか、サリオキスかイザイかアリかってくらいのイケメンぶりでした。そりゃあ顔が綺麗だから、男役はさぞかし様になるだろうとは思ってたけれど、まさかここまでとは。真莉愛が天井知らずの可能性を秘めてて、未来がどこまでも明るい。

アリはビジュアルがかっこいいだけじゃなくて、パビと二人で笑いどころの役割も担ってて、それがまたキャラクターとしての魅力を倍増させてました。二人の掛け合いめちゃくちゃかわいくて、面白くて、大好きだったなあ。あれを見たらそりゃスタッフもアリパビの2ショット写真売りたくなるわ...。

 


◆ルー/羽賀朱音ちゃん
露出が激しかったで賞。舞台上段で段差に足をかけた時、(あッ見えちゃう見えちゃう!)って気が気じゃなかった。何がとは言いませんが。

羽賀ちゃんは見せ場が多いわけではないけど、一気に空気を持っていく力があったなあ。虎の威を借りてるだけのThe小者って感じの雰囲気なんだけど、でも何だか得体のしれない不安を運んでくる。いい味出してたなあと思います。歌も、あんな声量と安定感で歌えるなんて、かなり驚かされました。国王スネフェルの部下にふさわしい歌声でした。

 


◆イザイ/加賀楓ちゃん
大型新人が大男の役を演じるの巻、大成功と言っていいよね!かっこよすぎるずるいずるいずるい。演技も殺陣も歌も、十分すぎる見せ場をもらっていて、それにしっかり応えていて、迫力もあって、さすがの一言。信じた主人にどこまでも忠実に仕える最強の部下の役、加賀ちゃんの真っ直ぐな人柄も演技に反映されてて、観ている側としてもすごくスッと入り込めました。いい役貰ったなあと言わざるを得ないです。絶対ファン増えたなー!

 


◆パビ/横山玲奈ちゃん
もどかしく切なく苦しい舞台の中にあって、常にコミカルで愛くるしくて小動物みたいな可愛さを撒き散らすよこちゃんに、たぶんサンシャイン劇場中のヲタクが癒しをもらった。よこちゃんも絶対ファン増えたなー!いや13期ほんとすごい。

全体の中でボケ役というか、笑いどころを作る立ち位置だったけど、舞台の中で「ちゃんと笑いをとって、かつストーリーの流れを止めない」って、実は結構難しいことだと思う。上手くこなせていたよこちゃんは、なかなか末恐ろしい子だなあと思います。台詞がすごく聞き取りやすかったのも好印象でした。

あと全然関係ないけど、戦うシーンで終始イザイに助けられまくってたの、かわいすぎ事案。

 

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翌日に砂漠の月編も見たのですが、こちらは一文字も書けないまま時が経ってしまった...。DVDを見て気が向いたら書くかもしれない。